大麻の別名・隠語・スラング「420」とは

様々な大麻の別名

大麻、麻、大麻草、ヘンプ、マリファナ、カンナビス(カナビス)など…様々な呼び名がありますが、これらは全て同じ植物を指しています。

主要な呼び名と意味

アサ

アサ科・一年草の大麻草のこと。植物学では植物名をカナカナ表記する慣習のため。

カンナビス

大麻の正式な学術名である “ Cannabis sativa L. ” が由来(カンナビス・サティバ・エル)。

大麻

大麻取締法第1条でいうところの、「花穂と葉」のこと。法律用語です。

マリファナ

大麻草の花穂を乾燥させて、タバコ状にしたもの。

ヘンプ

麻の英語名Hemp。主に産業用に利用されるアサのこと。マリファナと区別するために使われる。

大麻草

繊維、種子、根、花穂(かすい=花の部分)、葉を含めた植物体を示す

アサを漢字表記にしたもの。麻畑、麻の実、麻子仁丸(ましにんがん=漢方薬)などでよく使われる。

ハシッシュ

花穂の樹脂を圧縮または精製した製品のこと。大麻樹脂やチャラスとも言う。

ガンジャ

花穂から作った『乾燥大麻』のこと。

さまざまな隠語やスラング

そのほか、隠語もたくさんあります。

  • 420
  • 野菜
  • ハッパ
  • グラス(grass)
  • ガンジャ
  • チョコ
  • ポット(Pod)
  • ウィード(Weed)
  • ジョイント(Joint)
  • ハーブ
  • など

これらを知っておくと大麻学習に役立つでしょう。自分の身を守ることにも繋がるかもしれません。最近はtwitterで「野菜」売りが増えていたことがニュースにもなりました。SNSで気軽に購入できてしまうようです。裏を返せば大麻取締法違反で逮捕されるリスクはSNS普及により高まったということ。手を出す(所持・取引する)のは絶対にやめましょう

現状、日本では違法ですので。

大麻取扱者でなければ大麻を所持し、栽培し、譲り受け、譲り渡し、又は研究のため使用してはならない。

大麻取締法 第一章 第三条
https://www.mhlw.go.jp/web/t_doc?dataId=81108000&dataType=0&pageNo=1

大麻を吸う人達の呼び名

“麻”そのものをさす隠語とは別に、吸う人・吸うライフスタイルを示すスラングもあります。

ストーナー

「get stoned =キマる」というスラングから生まれた言葉。ライフスタイルとして、日常的に吸う人達のことを言います。

High Life

ハイになるライフということですね(笑)。insgtagramで検索すると楽しそうな緑色の写真がたくさん出てきます。(外国ばかりですが)

https://www.instagram.com/explore/tags/highlife

英語で大麻のクール隠語である”420″のこと

  • 420
  • 4/20(4月20日)
  • 4:20(午後4時20分)…

なぜ大麻・マリファナ愛用者は420に拘るのか気になったことはありませんか?諸説ありますが、とある高校生らが午後4:20に大麻を吸う目的で集まっていたからという説が広く知られています。

1970年代初め、カリフォルニア州サンラフェル (San Rafael) のサン・ラフェル高校の生徒の集団が、毎日放課後の午後4時20分、大麻を吸う目的でルイ・パスツールの銅像の前で会っていた。(中略)

彼らが4時20分に集まっていたのは大麻を吸うためではなく、沿岸警備隊が密かに育てている大麻草を横取りするための捜索に出発するためだった。

https://ja.wikipedia.org/wiki/420_(%E5%A4%A7%E9%BA%BB)

アメリカでは70年代から医療大麻合法化への動きが生まれていました(特にカリフォルニア)。当時はエイズで苦しむ人々が、薬で抑えられない痛みに大麻が効果的なことを違法ながら知っていました。非合法でしたが医療用大麻を提供するクラブもあったほど。そしてクラブがあったのはゲイタウンです。エイズ患者も多いからですね。カルチャーを牽引するのは今日もゲイであることは変わらないことでしょう。そんな”クール”な人々がアンダーグランドで使用する大麻に、”クール”なことに興味をもつ高校生が惹かれるのは当然だったのではないでしょうか。

「大麻合法化」というキーワードの持つ得体の知れない背徳感と高揚感は、きっと420の隠語が生まれた時代の空気感と共鳴する何かがあるのではないかと私は思います。(早く合法化してほしいですね!)

もはや”隠”ではない大麻製品

時代は移り変わり、今では医療大麻、さらには趣向用大麻(日本では違法のハイになる成分入)も解禁の流れが世界中で生まれました。

この流れをビジネスの観点では「グリーンラッシュ」と呼んでいます。アメリカ西武の金鉱山開拓のために人々が西へ移動した「ゴールドラッシュ」を踏まえての言葉です。それほどまでに経済効果も見込まれるということです。ということは、いずれ、日本にもグリーンラッシュの波はくるのではないでしょうか。いや、来てほしい。

しかし日本では連日の大麻取締法違反で逮捕者が続出。完全に流れに乗れておりません…。完全な私見ですが、大麻合法化によって薬が要らなくなる人が増えると、製薬会社や権力者で困る人が多いからかな〜なんて想像してます(完全なる私見)。

ですが、日本は世界でも稀に見るほどCBDに寛容なのです!

カナダやウルグアイ、カリフォルニアなど、趣向大麻解禁がされた国ではありませんが、CBDをポチれば買えてしまうこの入手ハードルの低さは非常に稀なのです。ましてや完全合法は及び、医療用大麻・CBDの解禁ができていない国もまだまだあります。それらを考慮すると日本はCBDに関してはオールクリーン。

この法律で「大麻」とは、大麻草(カンナビス・サティバ・エル)及びその製品をいう。ただし、大麻草の成熟した茎及びその製品(樹脂を除く。)並びに大麻草の種子及びその製品を除く。

大麻取締法 第一章 第一条
https://www.mhlw.go.jp/web/t_doc?dataId=81108000&dataType=0&pageNo=1

CBDは茎から抽出されますからね。(THCは葉と花に多い)

ですので、CBDに関しては日本は進んでいて、意味ビジネスチャンスもあると考えられるのです。とりあえず合法なCBDオイルを試してみてはいかがでしょう。

最後に繰り返しますが、日本では大麻は違法です。

しかしその抽出成分で作られたCBDオイルは違法”ではない”という面白い状況になっています。

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